アルバイトのノルマについて

アルバイトで苦労するひとつとして、ノルマというものがあります。
海老田雄三のアイコン
WEBライター

テレアポについて体験談

アルバイトを探す中で、自分の求めている待遇や報酬にあったアルバイトを求める方が多いかと思います。 高時給のアルバイトがいいな。とか。ラクに稼げるアルバイトがいいな。とか。
就職活動に有利なアルバイトがいいな。とか。中には、良い出会いないかな。
なんて考える人も中にはいたりします。
そんなときに大抵求人広告のキャッチフレーズに惹かれて、働いてみたものの
想像以上に過酷だった。なんてこと経験ありませんか??

私もかつてアルバイトをしていたときに「高時給」「服装自由」「シフトの縛りなし」
の無敵フレーズに引かれ、さまざまなアルバイト経験をしてきては、辞めていきました。

その中でも特にしんどかったのがテレアポです。
対法人向け、対個人向けにもよりますが、アポイントをとるために
ひたすら電話をかけるというアルバイトです。
会社によっては1日何件とノルマを掲げられて、ひたすら電話をする。
テレアポリストを塗りつぶしていく。
たまの休みで友達との会話の中でテレアポでのトークがつい出てしまう。
など意外と精神と身体を痛めつける仕事です。

私もテレアポの面接に受かったときは、オフィス業務で、服装自由で高時給なんて ラッキーと思っておりましたが・・・ナメてました。
以前私がアルバイトで働いていたテレアポの会社は、対法人向け(BtoB)に 消火器やコピー機、水などを販売している代理行の会社でした。
まぁ、見て分かるとおり売れる商材など何一つ御座いません。
そりゃそうですよね。売れるものを売っているのであれば代理会社は必要ないのですから。
高時給・・・。いいえ。確かにノルマ達成すれば、給料が上がるインセンティブ制度。
逆にいうと、頑張らないと高時給にはならないという、かつて学生時代から コテコテの文系気質な私には、到底無理だ。とおもいました。

とはいえ、一度入ると怒られたくない。一身で頑張るのもまた文系です。
気づけば、半年間は続けていました。
今回はこんな私でも半年間続けて少しずつ成果を出した記録をご紹介いたします。 実際にどのようなタイムスケジュールで動いていたのか、 時給カウントしながらお話しします。
(時給900円・売り物・浄水器・目標ノルマ20件)

朝9時半に出勤。発生報酬0円

タイムカードを切り、簡単なデスクの掃除と、前日に作ったテレアポリストの見直し。
同僚のAさんは、既に憂鬱な表情で缶コーヒーをすすっています。
Aさんとは毎朝必ず、喫煙所で“ライター貸して“という合言葉から1日の会話が はじまります。ちなみにAさんの時給は800円です。

朝10時-12時。発生報酬2,250円

一斉に自分のデスクに置かれた固定電話をめがけて、各々テレアポリストに書かれた 番号を人差し指で叩き、肩と耳の間に受話器を挟んだ状態を維持しながら、 聞いたこともないような高音ボイスで挨拶をします。
憂鬱な表情をしていた同僚のAさんもこのときばかりは高音ボイスで営業トークです。
電話をかけては断られ、電話をかけてはブチっと切られ たまに担当者に繋ぐといわれ保留状態のまま、一向に戻ってこない場合もあります。
しかしこれで心が折れていては、テレアポのアルバイトは勤まりません。 そんなときの対策法は一旦電話を切り、再びかけなおす。
「先ほど電話が切れてしまったようでして・・・」

これを対企業(お客様)がお昼休みに入るまでアタックできる限りつぶしていきます。
席をはずした担当者には何時ごろ戻るか。と釘を刺し、 本日休みの担当者には明日かけなおすとテレアポリストにメモをする。
いち早く成果に繋げるための秘訣です。

朝12時-昼1時。発生報酬2,250円

タイムカードを休憩に切り替え、昼休みです。
Aさんは疲れたのか、今朝よりも憂鬱そうな表情でタバコを吸っています。
そんなAさんの夢は、外車に乗ることです。
いったい外車に乗って、どこへ行くんでしょうか。
っと、ダラダラと休んでいては、午後の戦に間に合わない。
テレアポリストを見直しながら、片手で食事し、いざ午後へ。

昼1-昼3時:発生報酬4,050円

さぁ、後半戦です。
Aさんも夢のために一生懸命です。
まずは午前にアタックしたものの、繋がらなかったお客様へ片っ端からテレフォンします。
午後になると少しずつ、成果を出してくる人たちもいます。
成果を出して一定のノルマをクリアした人は、時給が+50円~アップになります。
ちりも積もれば、山となります。
ちなみに私もここで4~5/件決めることができます。
Aさんは、1件決まればがんばった日といったところです。

昼3時-夕方6時:発生報酬6,750円

この時間は一番苦戦する時間です。
なにせ、対企業は会議やら外出やらが多くなるので、とてもかかりにくいです。
とはいえ、休んでいては、到底ノルマをクリアできません。
何が何でもかけ続けます。
Aさんは既に挫折して、スマートフォンで外車を閲覧中です。

夕方6時-7時:発生報酬:7,650円

最後の戦い。もうだめだろうと思われがちですが、この時間こそが勝負なのです。
サッカーで言うならばロスタイム。野球でいうなら、9回裏。
バスケで言うなら、小暮くんの3ポイントシュートです。
というほど、お客様も油断している時間です。
そこを狙って電話をして、相手を逃がさない。作戦です。
相手も折れて、アポイントを決めることができます。
ここで、意外と5件ぐらいとれたりするんです。穴場ですよね。
Aさんも最後くらいはやる気を出そうと、電話して1件取れるかとれないか。
取れないケースがおおいですね。外車への夢は程遠いみたいです。

ここで業務は終了です。一見ラクそうに見えて神経を使う仕事なんです。
Aさんも、成果を出せなかったことに悔しくてか、疲れてか、不衛生だからか テカテカの油顔で、ほんのり汗臭さを漂わせながら、コンビにで缶ビールを購入してました。

皆さんも自分の欲を叶えるために、甘い蜜に惹かれてアルバイトを選ぶのもいいですが その分苦労もあることは覚えておきましょう。
アルバイト選びこそ、慎重に!!